アメリカホームステイ8日目。
今日から後半戦のスタートです。
ヘスペリアは夜に少しみぞれが降ったようです。
朝方には上がった様で、起きた時には雨や雪は降っていませんでした。
朝の1枚。ヘスペリアの曇りの表情。
今日は、前回できなかった英語レッスンがいよいよ始まります。
集合時刻少し前のヘスペリア。この後徐々に晴れていきました。
時刻通りに全員集合。
18人を2つのクラスに分けてレッスンが始まります。
リザ先生の話を聞く生徒たち。日本とは教室の様子も異なります。
先ずは自己紹介から。校外学習でも協力してくれた現地高校生のダイアナが見本を示してくれました。
お手本を見た後は自分達もチャレンジします。
自己紹介の次は、色紙を本の形にして今日までの思い出を絵本にします。
写真など、これまでの記録を元に絵本の作成に取り組みます。
自分だけの一冊を完成させました。
完成した絵本は、みんなの前で発表します。今日までに何を見て、何を感じてきたのかを振り返り、表現する時間となっています。形は違いますが、生徒が学校で取り組んでいるポートフォリオと狙いは一緒です。
その後は講義を少し挟みます。
アメリカはスラングが非常に多いというお話から、今回の旅において、我々に身近なお金「ドル」の話に。
先生のメモ。アメリカはホワイトボード文化です。 ドルのことは「buck」と言ったりするそうです。 これは、昔「buck skin(雄鹿の皮)」を物々交換に用いていたことから来ているそうです。
そしてアクティビティーに移ります。
今回のテーマは「買い物」のしかたについて。スラングの講義も、店員がスラングを使った際に動揺しないために為されたものだった様です。
下の語群から語句を選び、文章の空欄に補充していきます。因みにこの文章は店員と買い物客とのやりとりが載っていました。空欄の答えは1つではない他、自分で考えて補充しても良いそうです。語彙の拡充やフレーズの学習、正確な文章読解なども目的としているようです。
今回のアクティビティーの解答にはある程度の幅が生まれる為、思考力を鍛えるには良さそうです。また、生徒たちはお互いの解答について話し合うことで、知識の相互補充に繋がります。
空欄がすべて埋まったら、それに沿って実践に移ります。 店員側と買い物客側にそれぞれ別れ、交代で取り組みます。繰り返し取り組むことで、徐々に紙を見ず、顔を上げて話せる生徒が増えてきました。
楽しくアクティビティーに取り組んでいる様子。ダイアナも隣で見守っていてくれます。
英語レッスンは瞬く間に終わっていきました。
この後程なくして生徒たちはランチタイムに。
この時間を使ってすっかりダイアナとも仲好くなれたようです。
午後は車で移動し、課外活動です。
先ずは途中のスーパーに寄って、グループごとに「スカベンジャーハント(制限時間の中でチェックポイントをより多く周り、指示された写真を撮ってゴールを目指すチームビルディングプログラム)」に取り組みます。
今回は写真を撮るのではなく、メモをして回る形式でした。
お題の書かれている用紙。制限時間30分で20問、中には難しめの問題も。
スーパーを回りながら該当するものを探す面々。商品を見ながら、日本との違いについて語る様子もしばしば見られました。
お互いに意見を出し合いながら、正解を目指します。店員に話しかけてみたグループもあった様です。
「スカベンジャーハント」の30分はあっという間でした。
一行は再度車で移動し、アップルバレーにある老人ホーム「ソルスティス・シニア・リビング」に到着。
ソルスティス・シニア・リビング。写真に収まりきらないほどの大きさで、カリフォルニア州でも屈指の大きさの老人ホームとのこと。
入り口脇からの1枚。建物の造りも、一目で解るほどに日本の老人ホームとは大きく異なっています。
グループに別れてお出迎え。頑張って英語でのコミュニケーションに取り組みます。
多くのグループは折り紙を一緒に折りました。こちらの女性は折り紙をいたく気に入ってくれた模様。帰りの際には「Come back,please.」と御言葉をいただきました。
こちらも折り紙を通じて会話が弾んでいた様子。こちらの男性からはダンスも披露していただきました。
ピアノを演奏してくれた生徒も。音楽好きな方からはアンコールが。
短い時間でしたが、一生懸命コミュニケーションを取ろうとした誠意は伝わった様です。帰り間際にはすっかり打ち解けることができました。
アメリカでは大学に提出する願書にボランティアについての欄があるなど、奉仕活動は生活の一部となっています。
また1つ、アメリカの文化に触れることができました。
明日はニューイヤーズイブ(大晦日)、そして明後日はニューイヤー(お正月)です。
生徒たちはホストファミリーの下で、アメリカ式の2日間を体験してきます。
それでは、日本の皆さんよいお年を。