10月29日(日)に、UNIVERSITY OF CREATIVITY(東京都港区)で行われたINNOVATE AQUARIUM EGGにて研究発表を行いました。
本校生物部にとって、大会参加、そして外部での研究発表は初となります。
EGG(学生)部門は今年創設ということで、今回が第1回大会となります。
企画の趣旨は、仮説を立て、それを基にアクアリウムを構築し、仮説の検証を行った結果を発表するというものです。
また、アクアリウム作成の際には、アクアリウムショップにアドバイザーとしてサポートをしていただけます。
本校は八王子にある「吉田観賞魚」さまにご協力いただきました。
改めましてここに感謝御礼申し上げます。
ステージの様子。
独特の緊張感が漂います。
本校は「わんどの可能性」というテーマで研究発表を行いました。
「わんど(ワンド、湾処とも)」とは、川の本線と繋がってはいるものの、周囲を囲まれて半ば池の様になった地形のことを指します。
流れが殆ど存在しないため、生物の繁殖に適した地形であるとされています。
そのわんどを人工的に作ることはできないか。
そして、人工的なわんどを生物の種の保存に活かすことはできないか、ということを主なテーマとして設定しました。
作成前に作ったアイデアスケッチ。
人工的なわんどは自然環境とは異なり、水槽という箱で仕切られています。
流れを作らないと水質が悪くなってしまうこともあり、その作成は困難の連続でした。
試行錯誤の末、完全に流れを断つのではなく、最小限の流れになるような工夫などを行い、無事完成と相成りました。
完成した水槽の紹介。
構想段階のアイデアスケッチからはかなり変更点が。
作成段階に浮かんできた、よりよくするためのアイデアや工夫によるものです。
考えるだけではなく、実際に行動してみることの重要性に気付くことができました。
発表の後には、質疑応答の時間がありました。
高校生だけではなく、顧問の先生方からも質問が寄せられます。
更には、運営会社、ペット用品メーカー、水族館、アクアリウムショップといった専門家の方々からも質問が。
また、質問だけではなくアドバイスもいただくことができました。
今回の企画で作成したアクアリウムはまだ完成から日が浅く、全ての仮説を実証し切れていません。
今後も継続的に観察と検証を続けていきます。
そして、こういった研究活動にも積極的に挑戦していきたいと考えています。
応援よろしくお願いいたします。