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令和元年度アメリカホームステイ13日目

2020.01.07 アメリカ語学研修

アメリカホームステイ13日目。

へスペリアで迎える最後の朝。のんびり過ごすにしても、どこかへ出かけるにしても最高の天気です。

この日はアメリカで過ごす最後の一日です。

 

生徒はそれぞれのホームステイ先でファミリーとの1日を過ごしました。

 

私がお邪魔したファミリーは、パームデザートに位置する、リビングデザート・ズー&ガーデンに連れて行ってくれました。

目的地は車でおよそ2時間。途中では、巨大な風力発電用の風車が並ぶ様子を見ることもできました。

ハイウェイからの風景。

リビングデザート・ズー&ガーデンズ。「砂漠」をテーマにした動物園兼植物園。園内には、北アメリカ大陸とアフリカ大陸の砂漠から、140種の動物と1,600種以上の植物が展示されている。

広大な敷地の園内には大小様々な植物が。また、その広さを活かして、動物の生態系に合わせた区画作りが為されています。

生後9か月のラクダ、名前は「アクセル」。エサやりを体験することができました。 時にはラクダに騎乗することもできるようなのですが、残念ながらこの日は騎乗体験はやっておりませんでした。

ここではキリンもエサやり体験ができます。その関係上、キリンと殆ど同じ視点で対面することができます。 普段下から眺めてばかりのキリンを正面から見る経験は貴重でした。

樹の影からこちらの様子を窺うキリン。まるでかくれんぼをしているみたいです。

レパード(ヒョウ)。ネコ科の動物は夜行性が多く、他のネコ科動物が昼寝をしている中、唯一起きていました。レパードも本当は夜行性のはずなのですが…。この日はぐるぐると岩の周りを歩き回っていました。

「砂漠」がテーマということで、サボテンは園内の至る所に多くの種類存在していました。

園内にはカラフルなロッキングチェアーも。当然座って休憩できます。細部にも遊び心を感じました。

私たちが滞在するへスペリアも砂漠地帯なのですが、そことはまた違う異国情緒を感じます。

オアシスと銘打たれたエリアには巨大な樹木が。

オアシスの中からの風景。

この日は園内で野生のリスやウサギも目撃。野生動物であるので、至る所に出没します。ちなみにこちらのリスはトータス(リクガメ)のエリアに出現。ウサギは素早くて写真に収めきれず…。

こちらのリスは「ライオンキング」のプンバァのモデル、イボイノシシのエリアに出現。自由に動き回ることができる故、このようなツーショットも。

また、園内にはチョウチョの観察園もありました。写真のチョウは羽の外側と内側で全く異なる色をしています。人慣れしているのか、至近距離まで近づいても逃げていかないことに驚きました。

このエリア内には花が多かったことから、野生のハミングバード(ハチドリ)も多くやってきていました。

この動物園には、動物病院が併設されています。園内で傷ついたり、病にかかった動物は、ここで治療します。一般客も施設の中に入って治療の様子も一部見学することができるそうです。個人的には素晴らしい取り組みだと感じました。日本の動物園にはあまりこういった施設は無いのではないでしょうか。

 

ぐるりと敷地内を回ったあとは、パームデザートの街を散歩します。

パームデザートは一年を通して温かく、冬には「スノーバード(渡り鳥、カナダ等から寒さを逃れてやってくる人)」と呼ばれる人たちが温かさを求めてやって来ます。

ちなみに、ビル・ゲイツの家などもこちらにあるそうです。

パーム「デザート」の名前のイメージと異なり、別荘地となっています。住宅のおよそ半数は別荘とのこと。 気候的に、冬には花が育つので、この時期は一番街並みが美しい時期だとのことでした。

オープンテラスのカフェから見上げた空。一帯には、ユーカリやヤシなど、暖かい気候に適した植物が数多く見られました。

パームデザートの街並み。

横断歩道にも遊び心を感じます。

 

瞬く間にカリフォルニアでの最後の一日が過ぎていきました。

カリフォルニアで見る最後の夕焼け。カリフォルニアでは基本的に厚い雲を見ることがありませんでした。 普段は存在すると景観を損ねると感じてしまう雲も、ここでは美しさすら感じました。

冬のカリフォルニアでは、夕焼けを見られる時間はごくわずか。たった10分で表情を変えます。

 

家に戻って、これまでお世話になったグランマ・グランパこと、アネット・ロッド夫妻にお別れの挨拶。

異国の地で、見ず知らずの私たちを「私の日本の子供たち」と可愛がって下さった御夫妻に、感謝の念が尽きません。

2週間、本当にありがとうございました。

 

さて、明日はいよいよ最終日。

日本を目指して出発します。

集合は朝6時です。