探究活動の一環として、錦城生が自分の興味・関心に気づくきっかけになればと、様々なお知らせをしています。
11月16日にも、興味を持った生徒たちが、近隣の催しに参加しましたので、その様子をリポートいたします。
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JAXA(宇宙航空研究開発機構)の矢部あずさ様のお話を聞かせていただきました。
錦城高校の近くの大沼公民館、川上館長のご協力により、参加させていただきました。
矢部様の隣の生徒が手に持っているのは、小型月着陸実証機SLIMに搭載された、世界最小・最軽量の月面探査ロボット「LEV-2」(SORA-Q)の1/1スケールモデルです。
「宇宙のお仕事」のイメージが新たになる、大変貴重なお話でした。
参加生徒による感想文です。
「私は、元々宇宙関係の事柄について興味があり、JAXAの方の講演会があると聞き、参加しました。矢部さんの講演を聞き、JAXAでは実際どんな仕事があるのか、今話題になっている月への移住についてなどたくさんのことについてのお話が聞けて、より宇宙について学びたいと感じました。また、宇宙に関係ないと思われることでも意外と宇宙に関係していることが多いことを知り、いろんな方面から宇宙に興味があれば誰でも宇宙関係の仕事につけるところに感銘を受けました。他にも、宇宙食は保存がきくため、自然災害の多い日本では非常食としても用いることができ、とても便利だと感じました。あらゆる面で私たちは宇宙に助けられることもあると感じ、とても勉強になり、講演会に参加してよかったと感じました。」
「宇宙について、また、JAXAについてなにも知識がない状態で参加させていただいたのですが、講演が終わるころには宇宙やJAXAについて沢山の知識を得られ、興味が湧きました。私が一番興味を持ったのは宇宙食についてです。からあげクンなど、身近な商品も宇宙食として開発されていたと思うととても不思議でした。また、災害時の非常食にもなるとお聞きしてとても感動しました。日本の災害は私たちからしたら大規模で、大変なことだけれど、宇宙規模で考えたら地球の日本列島という小さな島での小さい小さい出来事だと考えます。それでも、そんな小さい小さい島で求められるものと、宇宙にまでもっていくものが同じだと考えると、私たちの生活と宇宙の生活が繋がっている気がして感激しました。私はまだ将来の夢は決まっていなく、自分がこれからどんな職業に就くかは分かりませんが、今回の講演会で得られた経験や感動はこれからの人生で活かしていきたいと考えています。」
矢部様からは、
「いま地球で行われている研究のあらゆるものが、宇宙に絡みうる」
「やりたいことをやっていけば、道が広がっていく」
と、大変励みになるメッセージをいただきました。
川上館長、矢部あずさ様、ありがとうございました。