錦城高校では、探究活動のモットーを「〈知〉の共創」とし、何か・誰かとの関わりのなかで、ものの見方や考え方をゆたかにしていってもらえればと、様々な企画をしています。
12月27日にも、参加希望生徒を募り、社会人の方への訪問をしましたので、その様子をリポートいたします。
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広告代理店・博報堂のクリエイティブディレクターである宮永充晃さんのお話を聞かせていただきました。
話題は、広告・メディアに関することから始まり、最終的には「格差社会」の問題へと深まっていきました。宮永さんや、宮永さんが携わってきた人や会社が、「社会のために真剣に考えている」ということが伝わってくるお話でした。
参加生徒による感想です。
生徒A「宮永さんのお話を聞いて、マーケティングやブランディングが思っていたより自分たちの身近にあると知りました。メディアに関してアメリカ中国と日本では大きな違いがあることもとても驚きました。またとても印象に残っているのは論理的思考で物事を考えることが大切だとおっしゃっていたことです。何か一つが消えたり、変化するとそれに連鎖して結果的に私たちの日常に大きく関わることを改めて知り、この考え方はこれから自分の人生において重要なことだと思いました。」
生徒B「宮永さんのお話を聞き、社会を俯瞰し、広告を通じて商品や会社の良さを十分に伝える能力をお持ちの方だという印象を抱きました。高校生の自分では考えつかない思考回路で物事を捉えていらっしゃる宮永さんは、お話がユーモラスに飛んでいて聞きやすいうえに、とても分かりやすく、リブランディングやマーケティングなどについて十分に学ぶことができました。高校生活では学べない社会経験を一足先にさせていただいたと感じており、わたしの今後の人生にとって、プラスとなる貴重な時間でした。ありがとうございました。」
生徒C「この度は貴重な経験ありがとうございました。今後経営学を学んでいく者として、メディアというのはかなり重要な存在になっていくと思います。今までの私はSNSマーケティングについて興味があり、大学でもSNSについて学べていけたらと考えていましたが、お陰でより視野が広がった学びができると考えています。私の場合、地域活動で小学生の子供たちと関わる機会が多いのでα世代についてもメディアについて直接的な意見が聞けると考えています。論理的、帰納法的に考える重要性を学び、今後の授業やゼミだけでなく地域活動にも積極的に取り入れていけたらいいなと考えています。」
生徒D「知識の多さや、アイデアにとても刺激を受けました。広告の媒体の移り変わりのお話が面白いなと思いました。先日、ブリヂストン・イノベーション・ギャラリーで館長さんからお聞きした「利益だけを追求する会社は必ず廃れる」という言葉とも重なる部分があると感じました。」
宮永充晃様、ありがとうございました。