introduction

校訓

知性・進取・誠意

知性とは、中学・高校で学ぶべき知識を使って正しい判断をすること
進取とは、高校生活を充実させるために、新たなことに積極的にチャレンジすること
誠意とは、錦城生として「真心」をもった人間に成長すること

校長挨拶

阿部 一郎

楽ではないが、楽しい学校

校長 阿部 一郎(あべ いちろう)

 人間は誰しも自分に甘くなってしまう傾向があると思います。大学進学にあたって、思うように成績が伸びないときに志望校を変えてしまったり、受験に必要のない授業に対して集中力を失ってしまったりしてしまうかもしれません。しかし、先述したように大学受験には不必要な分野であっても知識が無ければ知性は磨けません。知識が想像力を生み、知性が磨かれ、そして人生を切り開いて行ける術が身についていくのです。知識を身につけることは人生を豊かにする第一歩であると確信しています。本校では心豊かで、心身ともに健康で、自ら正しい判断の下に行動できる人間を育成していきます。
 高校生活は自分で限界をつくらず、チャレンジ精神旺盛に過ごして欲しいです。中学校でできなかったことや、やろうと思ってもなかなか勇気が出せずできなかったことがあれば、錦城高校はそれらを具現化できる環境であると思います。恥ずかしいことはありません。そんな仲間がたくさんいるからです。クラブ活動だけにとどまらず、委員会活動やクラスの企画、漢字検定や英語検定などにも積極的に取り組んでください。失敗を恐れてはいけません。失敗することではなく、目標を低く掲げることこそが、その人の成長の枷となってしまうのです。大きなチャレンジなら、失敗さえも栄光となります。みなさんは錦城高校にとっての新しい風となって欲しいと考えています。
 真心を養うには、辛いことを我慢してやり遂げる経験を積む必要があると思います。我慢をしたことがない人間が我慢を強いるのは理不尽です。運動でも勉強でも、できないことをできるようにすることは大変なことです。そこには必死にもがいたり、耐え忍んだり、諦めそうになる自分を奮い立たせたりと辛い我慢が求められます。しかし、それを乗り越え自分に厳しくした経験が、やがて相手を思いやる真心になっていくのだと思います。それが、錦城高校は「楽ではないが、楽しい学校」と言われる所以でしょう。

最後に、校舎内では休み時間や放課後に、生徒と教員が色々と話をしている場面を目にします。授業の質問や進路相談や悩みの相談でしょう。このような何でも相談できる環境と関係性こそが、錦城高校を支えているのだと考えています。